燕市と東京ヤクルトスワローズのコラボレーション事業で生まれた、スワローズのマスコットキャラクター、つば九郎をパッケージにデザインした新米「つば九郎米」が7日、発売された。それにあわせて7、8の2日間、燕市内の小中学校に給食につば九郎米が登場している。
初日7日は、鈴木力市長と菊地剛副市長の2人が粟生津小学校を訪れて児童約150人と一緒に給食を食べ、つば九郎米を紹介した。
燕市は10月下旬に表参道・新潟館ネスパス=東京都渋谷区=で行われた燕市のイベントにあわせてつば九郎米を先行販売。それにあわせてつば九郎米のパッケージデザインを印刷したはっぴやのぼりといった宣伝材料を作成しており、正副市長ともはっぴを着て来校した。
全校児童がランチルームに集まり、鈴木市長が「みんなと一緒につば九郎米を食べてみようと思って来ました」とあいさつ。つば九郎から届いた「おこめ1つぶにかんしゃしてたべましょう。のこさずに」などとあるメッセージを紹介してから、正副市長も児童と席を並べて「いただきます!」。
見慣れないふたりの登場に児童はちょっぴり緊張。食事が始まってから「市長って誰?」と教諭に質問する1年生や本当に微妙な味の違いがわかったかどうかはさておき「もちもちしてる」、「甘〜い」と感想を話す気遣い?も見せた。
子どもたちに囲まれて鈴木市長はにっこにこで、「つば九郎の誕生日は?」の児童の質問にはさすがに市長も回答に窮した。案の定、児童はつば九郎のイラストを見ても元ネタが「ツバメ」とわからず、「ペンギ〜ン!」。そこはしっかり鈴木市長が説明し、あわせてつば九郎米をPRした。
つば九郎米は平成23年産コシヒカリ百パーセントで、5kg2,500円、450g500円の2種類のパッケージで販売。JA越後中央のネットショップで販売し、全国どこからでも購入できるが送料が必要。地元では同JAが旧西蒲地域の合併前の旧市町村ごとに設置している営農センターでも購入でき、管内なら配達も行う。東京でもえちご燕物産館の両国店と町田店で扱っている。
同JAには7日までに5kg20袋、450g140袋の予約があった。また、12月4日に神宮球場で行われるスワローズのファン感謝デーには、燕市としてブースを出すことになっており、そこでもつば九郎米を販売する。