ステンレス総合メーカーの浅野金属工業(株)=浅野良喜社長・三条市月岡=は9日、同社のステンレス製のブランコやジャングルジムなど定価で約370万円相当の遊具を4点を三条市に寄付し、三条機械スタジアム敷地内に設置した。
午前9時半ころ、同社の浅野金治専務取締役と遊具の設計にも携わる企画・購買課の金田裕之主任が市役所を訪れ、ステンレス製のブランコ、鉄棒、ジャングルジム、安全柵の目録を国定市長に手渡した。
遊具の設置場所は、三条市総合運動公園内で、三条機械スタジアムのスコアボード裏、芝生広場の道路を挟んで向かい側になる。
屋外の遊具と言えば鉄製だったが、同社では耐久性や安全性に優れるステンレス製の遊具を15年ほど前から販売しており、海沿いや北海道でよく使われているという。
安全面でもブランコは、国内チェーンメーカーと共同開発したチェーンを使い、指がはさまらないような工夫があり、握りやすい特徴がある。テニス関連の製品も展開しており、一昨年開かれた新潟国体では、テニスコートに同社のステンレス製のテニスポストが採用された。
同社は、総合運動公園の並びにあり、今春、もともとある同公園の遊具を子どもたちが順番待ちをして使っていたのを見たことがきっかけで、「せっかくとなりにあるんだから」と寄付することに。現在、企画中の雲梯(うんてい)も完成したら寄付することにしている。