平均年齢40歳以上のバンドが対象のアマチュアバンドコンテスト「熱血!オヤジバトル」の東日本ブロックの第一次審査の通過バンドが11日発表され、『燕三条カレーラーメンの歌』でエントリーした燕市のトリオバンド「矢代秀晴 & South Hills(サウス・ヒルズ)」が見事に第一次審査を通過した。
今回で第15回となる歴史あるコンテスト。3ブロックに分けた音源と書類でのエントリーによる第一次審査で、西日本14、中日本12、東日本17のバンドが予選を通過した。このあと、ブロックごとにネット投票とNHK審査枠で来年2月12日に福岡県で行われる決勝ライブの出場が決まる。
「矢代秀晴 & South Hills」のメンバーは、いずれも燕市に住むボーカルでギターの矢代秀晴さん(47)=南6=をリーダーにベースでコーラスの大原啓三さん(41)=南1=、ドラムの川上卓之さん(31)=殿島2=の3人バンド。矢代さんは昨年、燕三条ラーメン王国でリリースしたCD「カレーラーメンの歌」を作曲し、歌っている。
矢代さんと大原さんは燕市立南小学校の父兄で、川上さんは同校で学童保育の先生だった縁で、同校文化祭で一緒にPTAバンドを結成、出演したのをきっかけに3人でバンド活動を始めた。バンド名の「South Hills」は「南の丘」の意味で、同校グラウンドにある丘に由来する。
矢代さんの基本は、フォークギターの弾き語り。ふるさと燕市を愛する有志でつくる「夢工場」は2005年にご当地ソングを詰め込んだ矢代さんが歌う初のオリジナルCDアルバム「ダスケニ ラコテサ」を制作している。
第一次審査通過について矢代さんは一言「いいっすよね」。新潟県からの本戦出場はまだないようだ。決勝ライブ出場はネット投票で各ブロック1位とNHK審査で数組が決まる。矢代さんにとってこれから頑張れることはなく、結果を待つほかないが、ネット投票で矢代さんのバンドに1票でも多く投票が寄せられることに期待している。