三条市は12、13の2日間、諸橋轍次記念館で第3回諸橋轍次博士記念漢詩大会を開き、12日は記念講演会、13日は表彰式と流觴曲水宴(りゅうしょうきょくすいえん)を行い、秋の週末を三条市名誉市民の漢学者、諸橋轍次博士の生地で漢詩とともに過ごす。
12日は午後2時半から記念講演会を開き、京都・佛教大学の吉田富夫名誉教授を講師に「諸橋轍次が会った中国知識人たち」をテーマに聴く。
翌13日は午前10時から表彰式、続いて庭園「芳華苑」で流觴曲水宴を行う。流觴曲水宴は、庭園の曲水に沿って、上流から流される杯が自分の前を通り過ぎないうちに詩歌を読む曲宴。
全国から漢詩作品を募って毎年開いている大会。ことしは分水高校からの応募が増え、昨年の663編を大きく上回る916編もの応募があった。記念講演会はまだ余裕があり、詳しくは諸橋轍次記念館(電話:0256-47-2208)へ問い合わせる。