三条市では、11月26日午後1時半から三条東公民館で第7回ひとひとフォーラム「父親であることは楽しい!」を開き、一昨年に続いてNPO法人ファザーリング・ジャパンの安藤哲也代表理事を講師に講演会、国定勇人市長との座談会を開く。
講師の安藤さんは、1962年東京生まれで二男一女の父親。出版社、書店、IT企業など9回転職し、2006年に同NPOを設立、代表に就任した。「育児も、仕事も、人生も、笑って楽しめる父親を増やしたい」と企業、一般向けのセミナーや父親による絵本の読み聞かせ「パパ's絵本プロジェクト」などで全国を飛び回る。
学校ではPTAや学童クラブの会長も務め、地域でも活動。厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」座長、内閣府「男女共同参画推進連携会議」委員、内閣府「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」メンバー、東京都「子育て応援とうきょう会議」実行委員長も務める。
講演会では「父親であることは楽しい!〜パパの笑顔が社会をかえる〜」を講演。続いて国定市長と2人で「読み聞かせパパの子育てトーク〜読書のススメ」をテーマに座談会を行う。
三条市男女共同参画審議会委員(渡辺登会長)は昨年8月、国定勇人三条市長のコラボ・プロジェクト「勇人パパと絵本を楽しもう♪」をスタート。2週間に1度、国定市長の2人の子どもにあわせた絵本を審議会委員が10冊セレクトして国定市長から子どもに読み聞かせしてもらい、その感想を書いてもらって市のホームページで公開している。
国定市長も絵本の読み聞かせを通じて子どもの成長を感じ、子どもと接する時間が増えるなど、親子のコミュニケーションに果たす絵本の役割の大きさを感じているようで、座談会では安藤さんと同様に絵本の読み聞かせを実践する父親の立場で話が盛り上がりそう。また市民としても多忙を極める国定市長の子育てに対する考えや具体例を聞ける貴重な機会ともなる。
同フォーラムでは一昨年も安藤さんを講師に迎えたが、インフルエンザやノロウイルスの流行とぶつかったために参加を見送った人も多かった。参加した人からは、安藤さんの話をきいて仕事をなるべく早く終わらせて帰るようになり、その結果、家へ帰ると子どもが抱きついてくるようになったという人もいた。
今回の講演会でもそんな変化が少しでもあればと、主催者は願っており、市民の参加を呼びかけている。入場無料だが、整理券が必要で、整理券は市役所市民窓口課、三条東公民館、図書館(本館、栄分館、下田分館)で配布している。保育ルームも設置し、生後6カ月から小学校2年生までを対象に1人200円で保育し、利用したい人は17日までに市民窓口課へ電話(0256-34-5511)かファクシミリ(0256-31-1105)、メール(simin@city.sanjo.niigata.jp)で申し込む。要約筆記や手話通訳が必要な人も17日までに申し込む。