三条市、十日町市、見附市の3市がそれぞれが誇りに思っている自慢の政策を発表し合う「政策スペシャルライブ in 三条」が16日、燕三条地場産業振興センターリサーチコアで開かれ、「仁義なき政策自慢合戦」をサブタイトルに各市の目玉事業をプレゼンテーションした。
三条市の国定勇人市長が、元三条市収入役でもある関口芳史十日町市長に先の水害での支援の感謝に出向いたことなどをきっかけに、互いの政策を発表することで刺激し合おうと初めて開いた。
両市長と見附市の久住時男市長も出席。職員は三条市80人、十日町市24人、見附市26人が出席し、各市が3政策を発表した。内容は、三条市は子育て支援、〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン、デマンド交通、十日町市は地域おこし協力隊、大地の芸術祭、再生可能エネルギー、見附市は地域コミュニティ、みつけイングリッシュガーデン、教育。持ち時間は1政策10分と短かったので、ライトニングトーク的にプレゼンした。
サブタイトルが「仁義なき政策自慢合戦」とあるように、ぶっちゃけた発表が期待されたと思われるが、十日町市と見附市はアウェーなこともあり、通りいっぺんな政策紹介という感じにとどまったが、言い出しっぺと思われる三条市の発表がはじけていた。
三条市職員はプレゼンの前置きで、十数年前の優秀な職員は国や県の通知が読め、間違いなく仕事ができる「判で押したように同じ仕事ができる職員」だったが、「独自の政策を考え、自慢し合い、競い合い、刺激し合う、こんな発想はまったくなかった」、「職員にとっては厳しい、言い方を変えればやりがいのある世の中になった」。
発言の内容ももちろん、それを公言できること自体が変化を感じさせ、続けて、これを身をもって体験したのが、「今朝は帰宅したのは午前3時、ほとんど寝ておりません」と笑わせた。
三条市が発表した政策はいずれも国から表彰などを受けた胸を張って誇れるものばかり。それを臆さず「受賞しちゃいました」などと自慢した。十日町市や見附市には遠慮もあってか様子見的な印象で「自慢合戦」にはほど遠く、「ライブ感」も物足りなかったが、回を重ねればこなれてくるだろう。