三条市PTA連合会(田中範之会長)は19、20の2日間、三条市体育文化センターで第29回ふるさと絵画コンクールの展示会を開き、最優秀賞から入選までの476点を展示している。
毎年、恒例のふるさと絵画コンクールで、ことしは小学校の部800点と中学校の部231点の合わせて1,231点の応募があり、昨年を186点も上回った。小中学校の美術担当教諭らで審査し、小学校の部と中学校の部の各部門7点の最優秀作品計14点をはじめ、金賞18、銀賞27、銅賞36、入選381の計476点を展示している。
作品は、学校や通学路などの身近な風景から、本成寺、歴史民俗資料館、八木ヶ鼻、しらさぎ森林公園、三条祭り、夏まつりなどの定番から、昨年始まった三条マルシェや夏の終わりの風物詩、そろばん供養を描いた作品もある。
また、「がんばろう日本」と書かれた六角凧も見える三条凧囃子、7月29日の豪雨で被害を受けた五十嵐川の風景を描いた作品、「来年こそ!しただの大蛇祭」や「またもどれ!きれいな水の五十嵐川に」とタイトルのついた作品、水害によって断水したときの給水所など、ことし起こった大きな災害の関係もある。
初日19日は家族連れなどが次々と訪れ、家族の作品の写真を撮影したりしながら鑑賞し、「上手らね〜」、「迫力あるね〜」、「ここ、ほらあそこらて」と、おとなたちは子どもの目を通して描かれたふるさとに、感心したり、目を細めたりしていた。
19日は午前9時半から三条市中央公民館で表彰式を行い、入賞者ひとり一人に賞状を贈った。展示会は、2日間とも午前10時からで、2日目の20日は午後4時まで。入場無料。