三条市水道局大崎浄水場の建造物がこのほど国文化財登録原簿に正式登録され、国から三条市へ登録有形文化財登録証と登録有形文化財プレートが交付された。
登録されたのは、通称「水道山」の下に広がる、ろ過池を備えた浄水場の事務室棟や旧番宅、浄水関連の建造物など10件と、同浄水場から旧国道289号をはさんで五十嵐川の土手下にある取水場のポンプ場と門の2件の12件。登録有形文化財プレートは浄水場と取水場に分けて2枚交付された。
いずれも昭和8年(1933)の建築で、三条市はことし2月に登録を申請し、7月15日に国文化審議会は、登録するよう文科大臣に答申。10月28日に正式登録された。三条市では一昨年に初めて歴史民俗産業資料館(旧武徳殿)が同市初めての国登録有形文化財に登録され、三条市大崎浄水場はそれに続いての登録。答申で登録が決まったことから、三条市は10月8日に国登録有形文化財登録記念イベントを行い、同浄水場を一般公開し、ライトアップなどを行って登録を祝った。