燕三条青年会議所(落合孝夫理事長)は20日、燕三条地場産業振興センターで「まちの魅力体験フェア」を開き、来場者を500人として設定して準備したところ1,000人を超す来場でにぎわい、主要な体験コーナーは午前中で予約がいっぱいになり、まさにうれしい悲鳴だった。
地元のまちの魅力を体験を通して感じてもらおうと初めて開いた。メーンは燕市・玉川堂による小皿作りの「鎚起銅器製作」、弥彦村・弥彦山太鼓保存会、三条市・三小相承会、燕市・吉田太鼓龍神会による「太鼓演奏」、そして三条市下田地区の郷土料理を作る「ひこざぇん製作」の3つの体験だ。
さらにスプーン磨き体験、アルミ缶クラフト教室、金箔(きんぱく)工作体験、ミニ凧作り体験の体験のほか、三条市下田地区の夏まつり「しただふるさと祭り」とあわせて行われる「雨生(まおい)の大蛇祭り」の大蛇の展示や子大蛇を担ぐ体験、ロボコンブースや地元の飲食・物販ブースも開設した。
体験はすべて無料でそれぞれ百人前後を先着順で受け付けた。冷たい雨が降るあいにくの天気だったが、親子連れを中心に予想を上回る来場者の出足で、昼前に次々と定員に達し、受け付けを締め切るコーナーが相次いだ。
スプーン磨き体験は体験も昼前で予定数を終わり、鎚起銅器製作や金箔工作体験といった地元で育った手仕事が人気を集めた。親にうながされるまでもなく、子どもたちはものづくりに熱中。職人から手伝ったり、手直ししてもらったりし、その魔法のような手さばきに目を輝かせて見入っていた。