三条市小中一貫教育検討委員会(梨本清一委員長・委員30人)は21日、第22回委員会を開き、第一中学校区小中一体校の開校準備委員会の設置など推進方針について協議した。
午前10時から市役所栄庁舎で開き、委員21人が出席。協議事項では、すでに第一中学校区小中一貫教育推進協議会では了承している「第一中学校区小中一体校開校準備推進方針について(案)」についてで、同検討委員会でもとくに反対の意見はなかった。
池浦倫之教育部長はあいさつで、9月議会で第一中学校区一体校建設補正予選、学校設置条例の一部改正が可決されたことで「大きな民意といいますか、大きなものを得た」と同時に「逆に平成26年4月開校に向けて着実にこの課題について推進をしていかなくてはならないという立場に改めて確定した」と責務が強調、一体校の開講準備をしっかりと進めていくと決意を述べた。
開校準備組織については、平成26年4月の一体校開校に向けて、具体的な事項について検討・協議を図る「開校準備委員会」を第一中学校区小中一貫教育推進協議会に設置する。
同委員会は、開校準備全体計画策定や部会校正、小中一体校基本方針(小学校名、校歌、校章などを含む)、下部組織の協議とりまとめなどを所管する。下部組織は、学校運営部会、地域交流部会、通学部会の3つの部会を設置する。開校準備委員会と各部会は、各小学校の均衡に留意し、教職員、保護者、地域住民で構成、三条市教育委員会が事務局として加わる。
開校準備スケジュールについてでは、当面のスケジュールとして、25日の教育委員会定例会でこの日の協議内容などを受けて決定し、委員の選出などを行う。翌24年1月までに第1回開校準備委員会を開き、3月までに第1回各部会を開催する予定だ。