燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)は、22日午後1時15分から燕市文化会館で法人合併5周年福祉大会を開き、約400人が来場して記念式典、活動発表・事業紹介、記念講演で合併5周年の節目を祝った。
同協議会は平成18年3月20日に合併した燕市より一足早く同年3月1日にそれまでの燕市、吉田町、分水町の社会福祉協議会が合併して発足。ことしで5年の節目になったことから、初めて周年を記念して大会を開いた。
記念式典で青柳会長は、平成19年3月に同協議会発展強化計画、20年3月に地域福祉活動計画を策定、平成23年度末の完成向けた障害者の就労支援センター増築などの取り組みを紹介する一方、「これまでのご支援、ご協力に対し感謝を申し上げますとともに、これからの地域ニーズに対応した各事業を展開するためにも、これまでの事業をご紹介し、あわせて本会や共同募金への寄付がどのように使われておるかなどもご理解いただきたい」と話した。
多額の寄付を続けている平田商事株式会社=燕市燕=、株式会社マツイフーズ=新潟市西蒲区上小吉=、燕地区ボランティア連絡協議会=燕市燕地区=、燕運送株式会社=同蔵関=を表彰、鈴木力燕市長をはじめ来賓の祝辞で閉式。
活動発表・事業紹介では、共同募金助成団体の活動発表で、燕市内で助成を受けている40余りの団体のうち、燕地区の視覚障害者を支援する音声訳茜会、吉田地区の障がい児の地域生活支援を求める会「ぴゅあ・きっず」、分水地区で地域の助け合いを支援するNPO法人「ねとわーくエプロン」の3団体が活動発表。事業紹介では同法人合併5年間の変遷と事業をスライドショーで紹介した。
記念講演の講師は、テレビ番組の出演でおなじみの弁護士、菊地幸夫さん。「出会いの人生から学んだこと」をテーマに講演し、講演にあわせて来場した人も多く、会場の600席はほぼ満杯の大入りになった。
ダークスーツに帽子、ごつい革のかばんを手に駅のホームに降りたったような姿で登場。本題にに入る前にジャケットを脱ぐと、ことしは9月には2011佐渡国際トライアスロン大会にも出場するなどトライアスロンの趣味でも知られるだけに、がっちりした体格で、ピンマイクをつけて大きな身ぶりで熱く語りかけた。
練馬区社会福祉事業団の理事でもあり、「専門家というほどではありませんが、福祉関係をちょっとかじっている」という視点で話し始めた。「テレビに出てるとですね、仕事してねーんじゃねーかと言われるんです」と笑わせ、小学生とそのお母さんにバレーボールを指導してることや、弁護士の仕事でのエピソードも話した。