三条市で平成23年度除雪対策協議会、積雪前に豪雨災害で被害を受けた下田地区の市道の復旧を求める声も (2011.11.24)

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三条市は22日、市役所で平成23年度除雪対策協議会を開き、今冬の除雪計画や交通対策について説明した。出席者からは今夏の豪雨災害で被害を受けた下田地区では今も壊れたままの市道があり、積雪前の復旧を求める声もあった。

22日開かれた三条市の平成23年度除雪対策協議会¥
22日開かれた三条市の平成23年度除雪対策協議会

同協議会は、三条市をはじめ、新潟と長岡の各国道事務所、県三条地域振興局、三条署、商店街、建設業協会、自治会などの代表者らで構成。毎年、降雪期を前に国県道や市道の除雪計画をそれぞれの担当が説明し、確認している。

三条市が担当する市道の除雪の基本方針の説明では、三条、栄、下田地区の降雪状況など地域の特殊性に違いがあることから、これまでと変わらず各地区で定めた除雪基準で行う。

除雪計画の方針は変わらないが、出動基準は三条地区の第1種路線で一部変更し、これまでの降雪15センチ以上を10センチ以上に引き下るとともに、これまで業者が担当する機械除雪の路線も市が出動を指示してからの出動だったが、各業者の判断で出動することにした。

下田、栄地区では以前から業者が出動を判断している。三条地区でも市街地と山手では降積雪に目に見える違いがあり、それぞれの担当業者が判断することでスピーディーで地域にあった対応が期待されるという。

三条地域振興局では、今夏の豪雨で大きな被害を受けた下田地区を中心とした道路について、「応急復旧はしているが、100%終わる状態ではないので除雪する人は細心の注意をしてほしい」と、協力を求めた。

三条署は、雪で歩道が歩けないと歩行者は車道を歩くため、車庫から道路に出るときに車道で歩行者が転ぶことも想定されること、橋梁部など長いこう配のある場所では車が止まれないなど、冬道の危険を話し、一般車を含めて交通事故に注意を呼びかけた。

出席者からの質疑では、下田地区の住民が、水害で被害を受けた場所があり、とくに市道は手つかずのところがあって危険なので「雪が降るまでの間になんとかしてもらわないと」と要望。市建設部では、除雪路線で復旧していない場所が10数カ所あるとし、完全に直すには時間がかかるが、除雪できる状態にはしたいと述べ、理解を求めた。

近年にない大雪だった昨冬は、平成23年1月29日に平成9年度以来13年ぶりの除雪対策本部を設置した。機械除雪や塩化カルシウムの散布、雪捨て場の対応などを含めた昨冬の三条市の除雪費用は4億5,700万円だった。


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