加茂市の未来をつくる会(大平一貴代表)は、27日午後1時半から加茂市・上町コミュニティーセンターで防災講演会を開き、先の新潟・福島豪雨水害で三条市災害ボランティアセンターの運営にあたったNPO法人にいがた災害ボランティアネットワーク=三条市=の菅原清香さんを講師に講演を聴くので、広く聴講を呼びかけている。
菅原さんは宮城県仙台市出身で、大学時代に地域防災ボランティアサークルに所属して子ども防災キャンプの企画、運営や防災研修会の開催に取り組んだ。平成20年の岩手・宮城内陸地震後は足湯ボランティアとして被災地へ通った。
大学卒業後は山形県山形市・NPO法人ディー・コレクティブに所属。防災コーディネーターとして防災研修会開催を中心とした地域防災活動に取り組み、東日本大震災後は宮城県の支援活動にあたった。
平成23年4月からにいがた災害ボランティアネットワークに所属し、福島県、宮城県の災害ボランティアセンター、生活復興ボランティアセンターの運営支援活動にあたった。そして夏の新潟・福島豪雨水害後は三条市災害ボランティアセンター三条本部スタッフとして活動し、ボランティアセンター閉所後も被災地支援活動を継続。講演では今回の水害対応や東日本大震災などでの事例について1時間ほど聴き、質疑応答も行う。
加茂市の未来をつくる会の大平代表は、今回の水害に伴う三条市災害ボランティアセンターが保内地区に設置したサテライトで10日間ほどボランティアに従事した。そこで菅原さんと知り合ったのが縁で、防災講演会を企画した。
加茂市の未来をつくる会の浅野一明加茂市議もボランティアに参加。加茂市も水害の被害を受けたが、ボランティアセンター開設の必要までは迫られなかったものの「ボランティアの受け入れや運用を市民からも考えてもらえる場があっていいのでは」と浅野市議。興味のある人は当日、直接会場へと聴講を呼びかけている。