鈴木力燕市長は29日午前10時から定例記者会見を行い、総額1億8,000万円の一般会計12月補正予算案など6項目を発表した。
保育園統合経費では、長所保育園閉園に伴って平成24年4月に三方崎保育園に統合するのに伴う整備や改修が343万円、南保育園と燕南幼稚園を統合、平成25年4月に幼保一体化施設としてこども園の開園を目指すのに伴い、南保育園隣接地の用地購入、24年度に園舎を増築、改修するための設計委託で3,581万円を補正する。
子ども医療費助成事業は、思いのほか利用があり3,280万円を上乗せ。小型除雪機購入補助事業は9月補正で5台分を計上したが、その3倍くらいに増えたため300万円を補正。12月定例会で提案する。そのほかの発表の概要は次の通り。
東京ヤクルトスワローズとの交流・連携事業で誕生した「つば九郎米」を10月22日、東京表参道新潟館ネスパスで先行販売し、11月7日に本格販売をスタート。全国のヤクルトファンの絶大な支持も得て、順調に売り上げを伸ばしている。JA越後中央の11月27日までのまとめでは、450g袋を1,435袋、5kg袋を444袋販売。第1目標の7トンに対して、2.9トンを販売、41.4%の実績となっている。
昨年11月から燕市と三条市が協働して検証、研究、協議してきた「須頃郷地区排水対策検証会」での検証結果や今後の排水対策の方向性か?まとまり、燕市と三条市への報告するもの。
12月1日(木)午後3時から3時半まで燕三条地場産業振興センター で報告会を開き、燕市長と三条市長に検証結果、今後の排水対策の方向性について報告する。
あわせて報告会に先だって午後1時半から第4回検証会を開き、報告会後に水防講演会を開き、国土交通省水災害予報センター長の浮須修栄さんが「平成23年7月新潟・福島豪雨の検証」をテーマに講演する。
ことしで第6回となるスポーツ講演会で、12月21日(水)午後7時から燕市吉田産業会館で開く。講師は元プロ野球選手で現NHK野球解説者の与田剛さんで、テーマは「スポーツの力 今、この時、自分ができること」。入場無料だが先着400人で締め切り。申し込みは電話(0256-64-3091)かファクシミリ(0256-64-3090)で一般財団法人燕市体育協会へ申し込む。
昨年、金工で人間国宝となった燕市・玉川宣夫さんの研究したのが、金属加工技術でも最も難易度の高い技術のひとつ、木目金(もくめがね)技法。その技術を玉川宣夫さんの作品のほか、弟子の須佐真さん、 玉川達士さん、上野彬郎さんの4人による木目金作品の展示会を開く。本邦初公開の木目金の製造工程の映像や、作品解説会などで、木目金の世界をより深く知ることができる。
会期は12月2日から23日まで(休館日5日、12日、19日)、会場は燕市産業史料館。また、作品解説会は4日(日)玉川宣夫さん、11日(日)上野彬郎さん、18日(日)須佐真さん、23日(金)玉川達士さんがそれぞれ午後2時から行う。