燕三条地場産業振興センターが運営するレストラン「メッセピア」は12月3、4の2日間、地産地消にこだわった「地場産ランチ」のクリスマスバージョン「クリスマスランチ」を1日限定30食を販売し、三条名物を生かした「車麩(くるまふ)ケーキ」もお目見えする。
12月なので「クリスマスランチ」。「越の鶏」のローストチキンをメーンに、クリスマスツリーをイメージした「ホウレンソウのピラフ」、紫イモやジャガイモをハクサイで巻いた「芋のテリーヌ」、「根菜のピクルス」を1プレートに盛りつける。
ほかに「ニンジンのスープ」、デザートに「車麩ケーキ」。「車麩ケーキ」は三条の名物、(株)マルヨネ=三条市北四日町=の車麩をワイン色に染まるまで赤ワインでじっくりと煮たものに、(有)こなかわ=三条市北新保2=の豆腐にはちみつを加えた白い豆腐クリーム。さらに上に車麩、豆腐クリームと重ねて、真っ赤なイチゴをトッピングした。
これにドリンクまで付いて、なんと980円。フォークとナイフなどのカトラリーは、金属洋食器製造100周年の日本金属洋食器工業組合8社から寄付を受けたものを使う。ランチメニューを中心に月替わりでそのカトラリーを使っており、今月は諸橋工業(株)=燕市吉田東栄町=の製品をラインアップしている。
「地場産ランチ」は、県内産の旬の野菜などを使ったメニューを期間限定で提供するもので、ことし5月にスタートして今回が第5弾となる。食材からカトラリーまで地産地消にこだわり、値段からは考えられない手間暇をかけてメニューを創作している。
前回も昼過ぎに完売する人気で、「地場産ランチ」だけを目当てに来店し、オープンを待つ人もいる。2日間とも提供時間は午前11時から午後6時までだが、限定30食がなくなれば終わる。同センターであわせて金物特価市も開かれるだけに、「地場産ランチ」の注文のペースはさらに加速しそうだ。