バレエスタジオの「アキコ バレエ アソシエイション」=小林明子主宰・三条市神明町2=は、11日午後4時から加茂市・加茂文化会館で県央地域では初、県内でもめずらしいオーケストラの生演奏によるバレエ公演「くるみ割り人形・全二幕他」を行う。
出演は、中央で活躍する5人のゲストと、同スタジオの小林主宰はじめ生徒など4歳からおとなまで41人、それに同スタジオを卒業して中央で活躍する2人の計48人。演出と振付は小林主宰が行う。
演奏は磯部省吾さんの指揮で新潟セントラルフィルハーモニー管弦楽団が行い、三条ジュニア合唱団も賛助出演する。
公演では座席を取り外してステージ前にオーケストラピットを設け、大道具や照明、衣装など本格的なバレエステージをつくる。
同スタジオは、1993年に開校。以来18年間に多くの生徒が巣立ち、バレエのレッスンで磨いた心技を生かしてバレエや俳優の道へ進んだ卒業生もいる。
小林主宰は、「生徒も成長し、若い世代の育成期にきている」、「次のステップにつなげていかなくてはと、生徒の成長が思わせた」と言う。中央に出た子どもたちが還元する場であったり、また、この地域の子どもたちにとってはオーケストラのある本格的な舞台を見たり、参加したりとふだんの教室ではできない経験をすることで、地域全体が向上できればという思いがある。
1年半に1度、同スタジオの発表会は開いているが、今回はそれとはまったく別の「公演」ととらえ、将来的は趣旨に賛同するほかのスタジオとも協力して続けたいと言う。
「くるみ割り人形」はクリスマスシーズンに多く公演される。第九が年末に歌われるように、今回の公演が一過性でなく、地元に根付くような「でっかい夢を抱いている」と小林主宰。今回の公演はその第1歩で、実現に向け、多くの関係者に感謝するとともに、さらに大勢の人に足を運んでもらえればと来場を呼びかけている。
チケットは前売り4,000円、当日は500円増し。アキコバレエアソシエイション(電話:0256-35-0080)などで取り扱っている。