県央地域の三条、燕、加茂の3商工会議所は1日、三条市・松木屋で毎年恒例の県央3商工会議所正副会頭会議を開き、地域産業の振興について懇談した。
毎年恒例の行事で、開催市は3会議所の持ち回りで、今回は三条がホスト役。午後5時からの会議は、三条商工会議所の斉藤弘文会頭、燕商工会議所の山崎悦次会頭、加茂商工会議所の太田明会頭の3人と、3商工会議所の副会頭と専務理事、事務局長など20人に来賓で国定勇人三条市長、新潟県産業労働観光部の高井盛雄部長、渡辺琢也産業振興課長の3人も出席した。
来賓3人がそれぞれの立場で、業界に対する産業振興施策などを交えてあいさつしたのに続き、各商工会議所の会頭3人が地域産業の動向や将来の見通しなどを話した。会頭らは、円高、デフレ、TPPなど直面する問題を世界的な視野で分析し、地域への影響も示し、先行きへの不安感、さらには日本の動向への危惧などの考えも示した。また、3月の東日本大震災の影響により、すでに表れている地域でのいい影響や悪い影響など、具体的な話もあった。
また、燕商工会議所では「スピードはどこにも負けない」と、フットワークの軽さと、だめでもいいからチャレンジしていくなど、それぞれの対応のしかたや取組などでは、地域性も感じられる考え方なども示した。
さらに同会議では、各専務理事が新年度の会議所運営や取り組み事業などについて意見を述べ、今後の課題など全員で意見交換した。