「おいらん道中PR隊」のマスコットキャラクターのひとり、おいらんの「きららん」がついに3次元化。燕市分水地区観光協会(田中公一会長)は、きららんのぬいぐるみ1体を手作りし、4日に東京・神宮球場で開かれた東京ヤクルトスワローズのファン感謝DAYでお披露目となった。
東日本大震災の発生で中止したが、ことしが第70回の節目となるはずだった分水地区の名物行事、分水おいらん道中のマスコットキャラクターとして「きららん」、「かさもちーたー」、「ほうかんがるー」の3つを作成した。
2次元のイラストでパンフレットのデザインにも組み込み、シールも作成。「@kiraran_tsubame」でツイッターデビュー、さらにフェイスブックデビューも果たして着実に知名度を上げている。
一方、ゆるキャラのブームは根強く、各地でゆるキャラの着ぐるみが人気を集めている。「きららん」の着ぐるみ登場も待たれるなか、スワローズのファン感謝DAYに燕市が出店し、燕市とスワローズのコラボ事業で発売した「つば九郎米」の販売をメーンに燕市をPRすることになった。
大勢の集客が見込めることから、来春のおいらん道中をPRしない手はないが、肝心の目に止まる宣伝材料がない。そこで「きららん」のぬいぐるみに白羽の矢が立った。
急きょ、サテンの生地を使って身長50センチほどの「きららん」を1体だけ手作りした。ぬいぐるみは2次元のマスコットをそのまま3次元化した見事な出来栄え。会場に飾ってPRし、会場に居合わせたゆるキャラに抱っこしてもらった姿を写真に撮ってツイッターでアップしたりと活躍した。
ファン感謝DAYには昨年を1万人も上回る2万7千人が来場し、「きららん」のぬいぐるみ燕市と分水おいらん道中のPRに少なからず貢献したはず。思いつきのぬいぐるみ製作だったが、すでにぬいぐるみがほしという声もちらほら。今回のぬいぐるみもこの先、どうやって活用していくか検討しており、アイデアのある人はツイッターやフェイスブックで「きららん」に声を届けたい。