県がにぎわいのあるまちづくりを支援する3地域に選定する三条市、十日町市、妙高市が連携した交流イベントの第1弾「第13回とおか市」が10日、十日町市本町2丁目広場で開かれた。
県は平成21年度から中心市街地の活性化に意欲的に取り組む地域をモデル地域に選定して集中的、継続的な支援を行っており、三条市では同事業の一環で三条マルシェの開催をはじめ、旬の素材を活用したイベント、コンパクトストアと宅配サービスの開設などを行っている。
選定を受けた3市が独自に同事業に取り組んでいるが、3市それぞれのイベントに3市が合同で参加、交流しようと今回のイベントを行ったもので、次は来年1月29日の三条マルシェ、さらに詳しくはまだ決まっていないが来年2月の妙高市の順に3市が合同で参加する。
その第1弾となった十日町市では、同市がモデル地域として取り組む「とおか市」を交流イベントにしたもの。三条市は三条鍛冶キャラバンカー「越後三条刃物」、三条市による三条マルシェでの缶バッジの販売をはじめ観光PR、特産品としてダイニングに市内から坪源と高三のクラフトの木工製品、ふーど工房ゆうこの笹団子販売を行った。
三条市はぐずついた天気だったが、十日町市は朝から青空が広がった。前日に降った雪もわずかに残るていどだったが冬の寒さで来場者の出足が鈍かったのは残念だった。
妙高市の地元産の野菜や食品の販売、十日町市の特産の「秋の根菜とにぎわいの味覚なべ蝦揚げ団子添え・謝肉祭」や野菜やパン、衣類などを販売した。交流イベントに以外にもふだんの「とおかいち」と同様に、屋内ではうるち米の粉で作る細工「ちんころ」の製作、パッチワーク、アロマテラピーのワークショップ、ヒーリングやカイロプラクティックのリラクゼーションも行った。
そんななかでも大人気だったのが、3市のゆるキャラの着ぐるみ。環境をテーマにした三条市のエコちゃんサンちゃん、妙高山をモチーフにした妙高市のミョーコーさん、雪の妖精の十日町市のネージュくんが、クリスマスにちなんだアクセサリーをつけて、そろいぶみ。会場を回って来場者と握手したり、記念写真を撮ったり、さらに決めポーズをとったり。
それにパンダのぬいぐるみを加わって大通りの横断歩道を渡るシーンは何ともシュール。近くの会社で働く人もゆるキャラを見つけると飛び出して来て、ゆるキャラに抱きつくなど童心に返ってはしゃいでいた。これらのゆるキャラは次回、三条市厚生会館を会場に開かれる三条マルシェにも登場予定で、さらにゆるキャラが増えるとのうわさもあり、期待がかかる。