JAにいがた南蒲(吉田文彦組合長)は16日、三条市とともにプロデュースしたキューブ型パッケージ入りの三条産特別栽培米「白鳥の暮らす清流の恵み 越後三条米」を発売。三条訪問の土産に、市外への贈り物にと新たな需要に期待している。
三条産特別栽培米を2合300gを手のひらにのるサイコロ型の立方体にビニールでパッケージ。1個500円で、化粧箱入りの3個セット1,600円も用意した。
オリジナルパッケージは、三条市内を流れる「清流五十嵐川」に飛来するハクチョウの清らかさをイメージした。半透明のパッケージからは中の米粒が透けて見え、ハクチョウや雪の「白」を連想させる。そこに「越後三条米」の文字やハクチョウ3羽がはばたくイラストを黒と朱でシンプルにデザインした。「金物の町」など工業系のイメージとは一味違う、自然あふれるふるさと三条の景色が思い浮かぶような優しいデザインでもある。
三条産特別栽培米は、一般米に比べて節減対象の農薬使用回数と化学肥料の窒素成分がそれぞれ50%以下の新潟県の認証を受けた。安全安心はもちろん、人にも自然にも優しいコメ。食育にこだわって三条市内の小中学校の給食には完全米飯給食を採用しており、三条のコメは東京都荒川区や神奈川県横浜市の小学校給食も採用する。
同JAのコメのパッケージは、これまで2キロ入りが最小で、2合パックは今回が初めて。贈りたい、手に取ってみたいと思わせるようなパッケージデザインの「越後三条米」に、三条を訪れた人が土産に購入してもらうことはもちろん、三条から県内外への手土産、贈り物、結婚式や企業の記念品などにも利用されればと新たな販路拡大にも期待している。
販売場所は、JA南蒲直送HP(http://www.nanchoku.com/)のホームページ上をはじめ、JAにいがた南蒲の三条、栄、下田地区の各資材センター、燕三条地場産業振興センター展示即売場、燕三条Wing(JR燕三条駅2階)、いい湯らてい、市内ホテルなど。
また、発売初日の12月16日から19日まで4日間、表参道・新潟館ネスパス(東京都渋谷区)で行われる三条市のイベント「〜ものづくりの心に出会う〜越後三条食と技展2011」でも販売する。問い合わせは、JAにいがた南蒲営農経済部(電話:0256-39-7001)、三条市営業戦略室(電話:0256-34-5511)へ。