磨き屋シンジケートの第16回金属研磨仕上げ技能競技会表彰式、小林研業の光野さんが最優秀大賞と特別賞「KEN OKUYAMA賞」をダブル受賞 (201112.17)

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燕市の研磨業者が中心の共同受注グループ「磨き屋シンジケート」は、16日午後6時から燕三条地場産業振興センターで第16回金属研磨仕上げ技能競技会表彰式を行い、フェラーリのデザイナーで知られる奥山清行さんがデザインしたワイングラスを課題に、県内外の23人が研磨技術を競った結果を発表、最優秀大賞は新潟市西蒲区、小林研業で働く光野卓さん(29)=長岡市=が特別賞とあわせてダブル受賞した。

16日行われた第16回金属研磨仕上げ技能競技会表彰式
16日行われた第16回金属研磨仕上げ技能競技会表彰式

光野さんは研磨業に就いて5年目。今回で4回目の協議会挑戦で、初めて最高賞を受賞した。あわせて奥山さんがかかわったのにちなんで設けた特別賞「KEN OKUYAMA賞」も受賞した。

最優秀大賞と特別賞をダブル受賞した小林研業の光野さん
最優秀大賞と特別賞をダブル受賞した小林研業の光野さん

光野さんは受賞者代表であいさつした。今回は職場の同僚と3人で競技会に挑戦し、それぞれの道具ややり方で取り組んだ結果、3人とも入賞したことを喜んだ。課題がワイングラスだったので、中に入れた飲み物の色がきれいにでるように内側もできる限りきれい磨いた。しかし、最高賞がすべてではなく、経験していないことも多い。もっと頑張って先輩が築き上げてきたものに、どれくらいのものをプラスできるかが研磨を続けるうえでの課題と話した。

同競技会は、研磨業界の技術向上とPRをと平成7年から毎年開いており、今回は新潟県三条地域振興局が共催。研磨機を設備した燕市磨き屋一番館に参加者を集めて競技したこともあるが、短時間での競技では課題が制限されて高度な技術を競うのが難しく、今回は以前のように参加者が各自で課題を製作して、提出する競技方法に戻した。

第16回金属研磨仕上げ技能競技会の応募作品
第16回金属研磨仕上げ技能競技会の応募作品

また、今回の競技課題は、今年度の「Japanブランド育成事業」に採択され、フェラーリのデザイナーとして世界的に知られる「KEN OKUYAMA DESIGN」の奥山さんが燕のメーカーと共同開発した2重構造のステンレス製のワイングラスを磨いた。

光野さんの受賞作の内側の研磨
光野さんの受賞作の内側の研磨

課題の数が限られていることもあり、今回は先着23人で受け付けを締め切った。県央地域を中心に群馬県など県外からのエントリーも。課題が難しかったためか、6人は完成が間に合わず、提出した17人の作品をこの日の午前中に審査した。最優秀大賞の新潟県知事賞をはじめ、最優秀賞1、優秀賞1、奨励賞4の7賞に加え、今回は特別賞「KEN OKUYAMA賞」も設けた。競技会の出品作品は、来年1月にパリで開かれる展示会「メゾン・エ・オブジェ」に出品する。受賞者は次の通り。敬称略。




受賞者 事業所
1位 最優秀大賞 新潟県知事賞 光野卓 小林研業
新潟市西蒲区打越
2位 最優秀賞 燕市長賞 内山正己 (株)加藤研磨工業所
三条市福島新田丙
3位 優秀賞 新潟県三条地域
振興局長賞
武田喜雄 小林研業
4位 奨励賞 燕商工会議所
会頭賞
小池芳一 ヤマト発動機((株)
群馬県太田市六千石町
5位 日本金属洋食器
工業組合理事長賞
瀬戸権一 小林研業
6位 日本金属ハウス
ウエア工業組合
理事長賞
富田宣光 (有)富研工業
燕市東太田
7位 磨き屋シンジ
ケートチェ
アマン賞
石田耕治 石田研磨
長岡市寺泊蛇塚

特別賞 KEN
OKUYAMA賞
光野卓 小林研業
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