燕出身のフリーアナウンサー、横山仁美さん=東京都足立区=が主宰、指導するフラダンス教室「スタジオ ピカケ」=燕市井土巻=の受講者でつくるグループ「カプアレイピカケメイツ」(横山仁美代表)は21日、東日本大震災で燕市や三条市に避難している人たちのために役立ててほしいと5万円を寄付した。
午後1時に横山さんが市役所を訪れ、鈴木力市長に善意を手渡した。2人は燕中学校3年生のときに同じクラス。横山さんは「初めまして先輩!。同級生とは言わないで」とジョーク。鈴木市長も「相変わらずいろんな活躍してんだね」と、ウン十年前に戻って昔話にも花が咲いた。
横山さんが三条市・パルムセンターに「スタジオ ピカケ」を開設してことしで15周年。パルムが無くなって当初は三条市・パルムセンターでに開設したが、パルムが無くなって3年前に今の場所に教室を移し、約50人の生徒が通っている。
15周年を記念して12月4日に燕市文化会館で発表会を開き、フラのほかに子どものバレエやマジックショーも行い、約430人が来場した。入場無料の代わりに募金箱を置いて善意を募り、集まった善意をちょうど5万円にして寄付した。
鈴木市長が「横山さんには国会議員か何かになってもらって…」と勧めれば、横山さんは燕市が「PR不足なんじゃないの?」と辛口に。さらに鈴木市長は「オレのブログとか見てない?」とすっかり同級生トークだった。
横山さんは、たまたま燕市や三条市に分かれて避難しているだけなので、両市に避難している人のために役立ててほしいと希望し、「とにかくそのときはみんなボランティアで手伝うって言ってますんで。フラダンスを踊れって言われれば踊りますんで」とも。鈴木市長は「何か考えてみます」と話していた。