東日本大震災で避難生活を送る子どもたちに楽しいクリスマスの思い出をと、燕市は22日まで3日がかりで市内16世帯の就学前の子ども22人にサンタクロースにふんしてプレゼントを届けている。
鈴木力市長の発案で行っているもので、サンタ役は同市被災者サポートセンターの臨時職員2人。2人も避難している人から採用されており、借り物のサンタの衣装を着てプレゼントを届けて回っている。
プレゼントはユニセフから同市へ届いていた子ども向けの支援物資。文房具やぬいぐみ、積み木などを赤と緑の袋に詰めて1人に1袋をプレゼント。21日は9世帯の16人にプレゼントを届けた。
真っ赤な衣装のサンタが「メリークリスマス!」と玄関の扉を開けると、子どもたちは目を真ん丸くしてびっくり。プレゼントを受け取るとぎゅっと抱きしめ、興奮して飛び上がったり、部屋の奥へ走って行ったりと大喜びして「ありがとうございます!」とご機嫌だった。