西本成寺有志会がことしも門松作り、三条市総合福祉センターに寄付したほか、注文を受けた家庭に門松を届ける (2011.12.26)

三条市西本成寺地区の有志が中心の「西本成寺有志会」（梨本広明会長）は25日、ことしも門松を作って三条市総合福祉センターに寄付したほか、注文を受けた家庭などに門松を届けた。

会員は主に西本成寺地区に住む30歳代から78歳の約25人。10年以上前から地域のごみ拾いや側溝の泥あげ、本成寺保育園の冬囲いなどのボランティア活動を行っているが、前身は地域の防犯組合の元組合員有志の会で、正式に「西本成寺有志会」の名称で結成して8年余りになる。

門松作りもそうした活動の一環で、年末の恒例行事。10年ほど前に地元保育園に飾る門松を作ったのが始まりで、今は本成寺山内の寺や注文を受けた家庭にも材料費だけの値段で製作。数年前からは三条市総合福祉センターと栄寿荘に1対を寄付している。

ことしは23日にタケの切り出しと加工を行い、24、25の2日間で19個を作った。本成寺赤門脇の会員宅の作業所を借りての作業で、最終日25日は20人ほどが集まった。

製作は直径約30センチの空き缶にこもを巻き、縄でしばる。1メートル20センチの長さのタケを立てて砂を入れ、マツにユズリハ、センリョウやハボタンを飾れば完成で、手分けして作業した。

年に1回の作業だが、長年続けるベテラン会員のリードで次々と門松ができあがった。言われなければ素人が作ったとは思えない見事な出来栄えだ。この日のうちに配達された門松は、それぞれの玄関先を飾って新年を迎える。