三条市消防本部は26日から、年末商戦でにぎわう三条市内のスーパーや量販店など20店舗を対象に年末特別警戒を行っている。
年末年始用は小売店の在庫が増えることから、避難経路の確保、避難口や出入口の維持管理のチェックを重点に、300人以上を収容するスーパーや物販店で毎年、年末特別警戒を行っている。ことしは26、27、28の3日間で、20店を同本部職員が2人1組で巡回、警戒している。
それぞれの施設の管理者とともに店内を巡回し、店舗の出入口、避難経路、防火区分のシャッターの下、非常扉の前後、バックヤードなどでも避難の妨げになる物を置いていないか、店内の装飾は防炎を使用しているか、排煙窓がふさがれていないかなどを細かく確認する。
27日に巡回したコメリホームセンター三条四日町店でも、年末年始用品を買い求める人でにぎわう店内を施設管理者が職員を案内して回った。数カ所に設置している防火区分のシャッター、防火扉や非常口のまわり、バックヤード、消火器設置場所などを確認。同店は大きな問題はなく合格点と消防職員が話していたが、同店の担当者は安全のためのポイントをメモをとりながら聞き、さらに防火管理を徹底させていた。