多くの事業所で新年の仕事始めとなった4日、三条市は明け方から降った雪で積雪は前日3日より8センチ増の20センチに達した。
三条市消防本部南分遣所の積雪の観測では、午前9時の積雪は前日3日午後3時の12センチから8センチ増えて20センチに。湿った雪で日中はそれほど積もらず、午後3時も20センチのままだった。
午後5時までの最低気温は明け方の−0.5度で、日中は1度前後が続き、最高は午後5時の2.1度だった。
前夜は月が出て、市街地の車道は凍結しているところがあったが、雪はほとんどなかった。朝の通勤時間帯にも細かいと雪が降り続き、路面は真っ白になった。
この日は新年会だったり、まだ正月休みの事業所もあったようで交通量は少なめ。雪の消音効果もあり、静かな仕事始めだった。
新潟地方気象台は4日午後3時33分、上中越の山沿いを中心に大雪警報を発表した。大雪警報を発表したのは、柏崎市、十日町市、津南町、魚沼市、南魚沼市、湯沢町、糸魚川市、妙高市、上越市。
4日午後4時40分の発表では、県内は強い冬型の気圧配置となっており、上中越の山沿いでは5日昼前まで大雪に警戒を呼びかけている。
輪島上空約5,000メートルに氷点下36度以下の寒気が流れ込んでおり、5日にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置となるため、上中越の山沿い中心に大雪となる見込み。
4日午後5時から5日午前9時までに予想される降雪量は、多い所で下越で山沿い30センチ、平地15センチ、中越で山沿い60センチ、平地20センチ、上越で山沿い60センチ、平地25センチ、佐渡で5センチ。5日午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で80センチの見込み。