国定勇人三条市長は10日午前9時から定例記者会見を行い、7項目で発表した。
「伝統鍛冶の産地活性化を目指す人材育成塾から新ブランド展開始まる」では、越後三条鍛冶集団とともに伝統鍛冶分野の後継者育成を目的とした経営力向上人材育成事業を実施するなかで同事業の代表事業所として直接、指導を受け、経営改善に取り組んでいる(株)タダフサが新ブランド「包丁工房タダフサ」を展開し、この日、京都産業会館で始まった「大日本市」でお披露目した。
「『次世代産業創造プロジェクト事業』中間報告会〜マイクロ風力発電装置の試作開発結果について〜」は、平成21年11月から(財)燕三条地場産業振興センターを中心に産学官連携で「垂直軸マイクロ風力発電装置の試作開発」を実施、試作機を市内3カ所に設置して性能評価を続けてきたが、その中間報告会を24日午後2時から同センターで開く。
「〜祝!新潟港日本海側総合拠点港指定!〜ますます重要性の高まる新潟港と三条市の 後背地としての優位性・重要性を都内でアピールします!」では、31日午後2時から東京都・椿山荘でシンポジウムを開く。
平成23年11月に新潟港が国土交通省から日本海側総合拠点港の選定を受け、重要性の高まる新潟港と産業集積地の三条市の後背地としての重要性もますます高まると思われるなか、新潟市、長岡市、聖籠町と連携して、都内で物流や製造をはじめとする企業を招き、新潟港の利用活性化を促し、後背地への企業立地の促進、産業情報の発信を行うのが目的。
「日本海側の拠点港湾、新潟港の可能性について」をテーマに財団法人日本港湾協会名誉会長の栢原英郎さんが基調講演のあと、新潟市政策調整監の望月迪洋さんをコーディネーター、JR貨物新潟支店長の花岡俊樹さん、三井物産戦略研究所地域活性化支援センター長の神田正美さんほかをパネリストにパネルディスカッションを行う。定員300人でコーディネーター、パネリストと参加者との交流会も開く。このほかの4項目は次の通り。