3連休明けの10日、三条市内の33小中学校すべてで3学期の始業式が行われ、新しい年の始まりであり、各学年のまとめとなる3学期をスタートした。
三条市の小中学校の冬休みは12月24日から1月7日までの14日間だが、休日の関係で、今回は昨年12月23日から1月9日までの18日間、実質4日も長い冬休みだった。
この日の三条市は、積雪19センチ(三条市消防本部南分遣所観測)。市街地の車道はアスファルトが見えている状況だが、児童たちは道路端や歩道の上に残る雪を踏みしめて新年の初登校をした。
三条市立裏館小学校(小林修校長・児童384人)では、午前9時5分から体育館で始業式を行った。午前9時の気温は0.8度で、火の気のない体育館は息も白く、冷蔵庫のよう。多くの児童は、防寒着を着て整列した。
各学年の代表児童6人が冬休みの楽しかったことや3学期の抱負などを発表したあと、小林校長があいさつ。「あけましておめでとうございます!」のあいさつに、児童たちも元気よく応えた。
小林校長は、協力すること、助け合うことをお願いしたいと話し、「みんなで仲良くして、困っている人を助けてあげてください」。「3学期もみんなで元気よく、楽しい裏館小学校にしていきましょう」と児童たちに呼びかけた。
同校は耐震診断の結果、移転改築を進めている一ノ木戸小学校と同じく、昭和41年に完成した現校舎が耐震補強ができないことから耐震化に伴う校舎の建て替え工事を行っている。新校舎は現グラウンドに建設中で、3階建てで屋上にプールが設置される設計だ。
校舎はことし8月頃の完成を目指し、平成24年度の2学期から利用される見込み。体育館はそれより1年余り遅れて、新校舎の東側の道路を挟んだ場所に新築される計画で、同施設の1階が給食センター、2階が体育館となる。