強い寒波で11日の三条市は雪が降り続き、積雪は40センチに達した。三条市と燕市はともに12日未明から今冬初の全市一斉除雪を行うことを決め、雪との闘いが本番を迎えた。
三条市消防本部南分遣所の積雪の観測では、午前9時は27センチで、午後3時はさらに13センチ増の40センチとなった。午後7時まで三条の最低気温は-1.5度、最高は0.3度にとどまる厳しい寒波となった。
朝の通勤時間ころから雪が降り続き、市街地では道路もみるみる白くなり、木の枝にも着雪で白い花が咲いたようになった。
三条市では、今シーズン下田地区、栄地区、嵐南地区などではすでに機械除雪を行っていたが、嵐北の平場なども含めた全市一斉除雪を行うことを決めた。場所によっては、日中から除雪作業を行っている場所もあった。
また、自動車の路上駐車など除雪作業のさまたげになることはしないように注意してほしいと協力を呼びかけている。
燕市ではこの日、午後2時半から分水地区の国上山周辺で昨年12月26日に続いてこの冬2回目の除雪を行った。あわせて積雪の状況をパトロールした結果、翌12日午前2時からこの冬初めての全市一斉除雪を行うことにした。