燕市国上、道の駅国上のふれあいパーク久賀美では、地元の長辰地区の協賛で15日午後2時50分から同所裏手で新潟の伝統行事「塞(さい)の神」を行う。
国上寺の山田光哲住職が祈祷を行ってからタケを組んで作る塞の神に点火し、お焚きあげを行う。参加者には甘酒を無料で振る舞うほか、「てまりこんにゃく」を100円、「するめ」を300円で販売する。
塞の神は、疫病や災害から守るため小正月に行われている行事で、書き初めなどを燃やすと書道の腕が上がるとの言い伝えもある。ふれあいパーク久賀美での塞の神を行うのはことしで7年目。地元長辰地区と一緒に行っており、昨年は地吹雪の舞う荒天にもかかわらず約300人が参加した。
燕市内でも各地で塞の神が行われているが、基本的には地元の行事なのに対し、ふれあいパーク久賀美では誰でも参加できる。お焚きあげに松飾り、角松、だるま、同所で開かれたかかしコンクールのかかしや酒呑童子行列の絵馬などを持参する人があり、とくに書き損じた書き初めの持ち込みを呼びかけている。
販売やふるまいは午後2時から。書き初めの書き損じはふれあいパーク久賀美館内の箱に入れてもいい。問い合わせはふれあいパーク久賀美(電話:0256-98-0770)へ。