三条商工会議所(斉藤弘文会頭・会員2,342人)は13日夜、三条市・ハミングプラザビップで平成24年三条商工会議所「会員新春の集い」を開き、会員や来賓合わせて501人と昨年を50人も上回る過去最多の出席で、新たな1年をスタートした。
演壇に会議所職員が考えたスローガン「笑顔と感謝 市民と感動を共有しよう」を掲げ、斉藤会頭が年頭のあいさつを行った。
斉藤会頭は501人というかつてない参加に感謝すると述べ、三条商工会議所への期待感、大変な時代のなかでの叱咤激励のあらわれではと分析し、真摯に受け止め、皆さんの期待に応えるような活動をしていくと決意を新たに話した。
昨年は、変革のため、イノベーションに挑戦するためには「気づき」が大切と話し、会議所活動のキーワードを「気づき」としたこと、東日本大震災などにもふれた。
さらに、まだまだ厳しさが続き、昨年ほど国民一人一人がいろいろな問題で不安を感じたことはなく、不安ほど恐ろしいものはない。われわれ経営者にとっていちばん大事なのは、絶えず正しい判断をし、決断をし、実行する、この責任を持っている。不安ほどその判断力を狂わせるものはなく、その不安感を取り除くのが会議所、行政に与えられた大きな課題で、そのためにしっかりと正しい情報を収集して活動するよう求めた。
自身も全力を尽くして情報収集にまい進し、発進しようと思っており、会議所の職員も情報を分析し、皆さんにプレゼンできるような資質の向上を目指す。何よりも大事なのは、昨年の「気づき」と、「今こそ、生き抜く覚悟」。「漫然と生きるのではなくして、精一杯の気持ちを込めて生きる。生き抜く、そんな覚悟を持っていただくとうれしい」と述べ、支援を求めた。
さらに、気づき、そして生き抜くためには仲間の支えが必要。今夜はぜひお互いが生き抜く覚悟を語り合っていただく場になればありがたい。そのあとは、おそらく本寺小路も待ってくれていると話し、締めくくった。
続く来賓祝辞では、泉田裕彦県知事のメッセージを新潟県産業労働部長が代読。菊田真紀子衆議院議員、国定勇人三条市長が祝辞を述べた。
日本舞踊花柳流雅鶴会の祝舞「千代の寿」、下村喜作三条市議会議長の発声で乾杯を行い、交流懇談会に移った。
以前は400人弱だった出席者だが、新会頭の新体制でのスタートだった昨年、開催案内を初めて全会員事業所に郵送する方法をとったこともあり大幅増でそれまで最多の約450人が出席。ことしは、さらに50人上回る501人。同会場では、毎年550人規模の企業の新年会が行われているので大丈夫と話していたが昨年44だった円卓は47に増え、三条の経済人でぎっしりの会場は熱気にあふれていた。