燕市立吉田南小学校(若井春雄校長・児童441人)の正門前に新設された押しボタン式の信号機の点灯式と渡り初め式が16日午後3時過ぎから現地で行われた。
それに先だって児童は帰り支度をして体育館に集まり、隣接の南吉田保育園の園児も参加。燕署の五十嵐喜一署長は昨年、同署管内で交通事故で300人がけがをし、4人が命を落とし、さらに小学生がけがをする事故が8件あったとを紹介し、「これから渡り初めをやりながら横断歩道の渡り方を学んでください」と話した。
若井校長も「自分の大事な命を自分で守ってください」と話したあと、同署の交通課長が講話。青信号でも一呼吸おいてから必ず左右を確認してから手を上げて渡るように話した。
それから新設の信号機の所へ集まって点灯式と渡り初め。五十嵐署長が交通信号制御器の扉を開けてスイッチを「入」にすると、それまで黄の点滅だった主信号が青に変わり、同時に歩行者信号は赤に。押しボタン箱のスイッチを押すと間もなく歩行者信号に青に変わり、子どもたちは指導にしたがってふだん以上にていねいに左右を確認すると元気に手を上げて横断歩道を渡っていた。