小型農業機械製造業(株)ホクエツ=浅野智行社長・燕市物流センター2=は17日、ことしも環境保護に役立ててほしいと燕市に4万7,624円を寄付した。
午前9時半に浅野社長と同社宅配トマト事業部の大橋衛係長の2人が市役所吉田庁舎を訪れ、浅野社長から鈴木力市長に善意を包んだのし袋を手渡した。
同社の宅配トマト事業部は、日用品や家庭用雑貨を販売しており、取り扱い商品のひとつに県央地域で回収した牛乳パックを原料の一部に再生したティッシュペーパー「グリーンセイビング」がある。
その売り上げの2%を「グリーンマネー」の名称で積み立てて、平成4年から毎年、燕市などの自治体の環境保護に役立ててほしいと寄付している。燕市にはことしで20回目の寄付となり、第1回からの寄付総額はこれで86万7,896円となった。
「グリーンセイビング」は200枚組、6個セットで480円で販売している。バージンパルプから作られるふつうのティッシュペーバーは粉が出るが、「グリーンセイビング」は粉が出ないのが特徴で花粉症の人にも好評という。
外箱がないのも環境に優しく、鈴木市長はさっそく手元にあったティッシュボックスのカバーで包んで実用性に問題がないことを確認。この良さを「わたしたちももっと広めていければいい」、建設中の新庁舎にKIOSK風の売店の設置を求められており、そこでの取り扱いも話していた。