燕市役所吉田庁舎に設置されている燕市被災者サポートセンターに17日、小正月行事の風物詩、まゆ玉飾りがお目見えした。
同センターに気軽に立ち寄ってもらうきっかけに、さらに来訪者に話題提供にもなればとボランティアが用意してくれたもので、この日午前、同センター職員らが飾り付けた。
ミズキの枝にピンポン球のように丸いものや、小判、エビ、大黒天、米俵などをかたどった数十個のまゆ玉をつり下げ、同センター入り口を入ってすぐの所に飾った。
東日本大震災で燕市内に避難している人のほとんどは福島県南相馬市民。南相馬市では枝の先に団子を刺す「団子刺し」などと呼ばれる小正月行事が一般的と言う。
新潟のまゆ玉飾りは小正月ころに片付けることが多いようだが、同センターでは「春分」のころに片付けるという説にしたがってそのころまで飾っておく予定だ。