「節分」2月3日の本成寺・節分大祈願会の鬼踊りに向けて本成寺鬼踊り奉賛会が毎晩、鬼のけいこ (2012.1.20)

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「節分」の2月3日、三条市・法華宗総本山本成寺で行われる節分大祈願会で鬼踊りを演じる「本成寺鬼踊り奉賛会」(石丸幸広会長)は、ことしも本番に向けて毎晩、本堂で練習を重ねている。

本成寺本堂で鬼踊りをけいこする本成寺鬼踊り奉賛会
本成寺本堂で鬼踊りをけいこする本成寺鬼踊り奉賛会

会員は、22歳から60歳代の男性28人。本成寺周辺の旧本成寺村、今の三条市西本成寺、直江町、桜木町、条南町の檀信徒が中心だ。

ことしも練習は小正月明けの17日からほぼ毎晩、同寺の本堂で午後8時から1時間半余り練習している。19日夜もウオーミングアップから練習が始まった。ドラと太鼓の音にあわせ、鬼の膨らんだ腹を表現するためのクッションのような「はらわた」を腹に巻きつけた会員が一列になって腕を大きく振り、足を腰の位置よりも高く上げて踏み出し、進む。それぞれが「うぉー」と大きな声を出しながら歩き、しだいに鬼に変身していくようだ。

息が白くなるほど冷えた本堂でけいこが続く
息が白くなるほど冷えた本堂でけいこが続く

この日は初めての面をつけての練習。午後8時の気温は2.4度で、ここ数日よりは高いとはいえ真冬の寒さで、火の気のない本堂は吐く息も白くなった。本番と同じ面をつけ、重いもので7キロはある金棒やのこぎりなどの道具をもった通しげいこは見ている以上にハードな運動で、あっという間に首の後ろにも汗が光り、息が上がった。

指導する先輩は「声がちーせー、聞こえねー」、「腹から声が出てない」、「もっと足あげて」と厳しい声が容赦なく続くが、多い年には数万人となる見物客に見せるために、恥ずかしくない踊りをと会員が気持ちをひとつにし、練習を重ねている。

本成寺鬼踊り奉賛会の会員
本成寺鬼踊り奉賛会の会員

本番に先駆けて、日曜は出張公演や施設への慰問もあり、大忙しだ。ことしは22日午後4時から初めて八木ヶ鼻温泉「いい湯らてい」で行い、恒例の新潟ふるさと村は29日の午前11時半と午後2時の2回踊る。


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