燕市立燕東小学校(外山健康蔵校長)は、27日午前10時35分から同校体育館でキャリア教育講演会「ようこそ先輩」を開き、同校卒業生で新潟産業大学バスケットボール部監督の明道有三(みょうどう・くにかず)さんを講師にバスケットボールの講習会と講演会を行うので、保護者や地域の関心のある人にも聴講を呼びかけている。
5、6年生児童を対象に開くもの。まず体育館でバスケットボール講習会を行い、明道さんが児童にバスケットを指導したあと、11時半から木の部屋で講演会。「チームワークの大切さ」をテーマに講演し、午後0時10分に終わる。
同校の地域コーディネーターの紹介もあり、キャリア教育講演会の講師に明道さんを依頼した。明道さんは同校の卒業生で、三条高校バスケットボール部で活躍し、インターハイ出場3回、最高位は8位に。国体にも1度出場し、3位となった。
明治大学体育会バスケットボール部に入部し、70年、71年、72年のインカレで優勝。国際試合に出場、海外遠征にも参加。豊田通商に入社すると、東海実業団1部リーグでも選手として活動した。
その後、同部コーチ、明大体育科バスケットボール部でアシスタントコーチに就き、84年関東学生リーグ3部で明大を同リーグ1部の専修大学を破ってインカレに出場させ、84年に2部リーグ昇格、85年インカレ出場を果たした。
91年に名古屋経済大学男子バスケットボール部コーチに就任して98年に東海学生リーグ下部リーグから2部リーグに昇格させ、2000年から明大体育会バスケットボール部コーチとなって00年、01年、02年とインカレ出場。03年から名経大男子バスケットボール部コーチ、今は新潟産業大学バスケットボール部監督を務めている。
児童にとっては、大学バスケットボール部の育成に貢献した大先輩の生の声を聴ける貴重なチャンス。これまでふるさとで講演したこともないようで、この機会にひとりでも多くの人から大学体育部での指導の現場のようすを感じてもらえたらと、広く聴講を呼びかけている。
聴講したい人は職員玄関から入る。道路工事中で駐車場はない。問い合わせは同校(電話:0256-63-2070)へ。