「山田昌男プロ」の写真技法講座生作品展が、19日から2月2日まで三条市大野畑、済生会三条病院2階ロビーで開かれており、加茂教室で学ぶ講座生の作品が並んでいる。
加茂教室の講座生13人の1人2点ずつ、26点を展示する。いずれも四つ切りサイズにプリントして額に納めた作品。断崖に広がる紅葉、鏡のように新緑を逆さに映す湖面、サクラやコブシが花盛りの山、コケむした大木を照らす木漏れ日など、ドラマチックな風景を切り取った作品をはじめ、デジカメでモノクロにこだわった作品や教室の撮影ツアーで出かけた先で撮影した作品もある。
2階ロビーの茶色な壁を真っ白なマットに入った写真が飾り、車いすを押してもらいながらじっくりと見学する人もいれば、「ほーう、ばかきれいに撮ってあるわ」と思いがけない写真鑑賞に喜ぶ人もいる。
カメラ店の「カメラのアート」=三条市東三条1=は、日本写真家協会の山田昌男プロ=新潟市=を講師に三条と加茂の2カ所でそれぞれ年6回のコースの写真技法講座を開いている。その講座生は毎年、燕三条地場産業振興センターのリサーチコアで作品展を開いているが、せっかく用意した作品をそこだけで発表するのはもったないと、一昨年から毎年、済生会三条病院でも作品展を開いている。
加茂教室と三条教室の講座生の作品を交互に展示しており、今回は加茂教室の番で、山田昌男写真技法講座生作品展実行委員会(寺沢毅実行委員長)が主催。病院に用事がなくても気軽な鑑賞を呼びかけている。