三条市消防本部(市川忠司消防長)は大雪となった25日、積雪時の水利確保のため、雪で埋まった消火栓の掘り起しを行った。
三条市内の消火栓は2,406カ所。いつでも使えるように毎月、定期的な手入れを行っているが、冬場には定期点検とは別に、積雪時の掘り起しや点検を行っている。
明け方からの大雪で午前9時の積雪が50センチ(三条市消防本部南分遣所観測)に達しこの日。同本部では、各署所で、それぞれの管内の消火栓の掘り起しを行った。
消防本部本署では、午後から2隊が出動して作業を行った。須頃付近で作業を行った隊は4人1組で、消火栓の赤い標識などを目印にして雪に埋まった消火栓をスコップで掘り起こした。
この日の雪は積もったばかりで軽く、使う道具はスコップだけで十分だったが、積雪や気温の状況によっては圧雪の下になる場合もあり、そのときに金属探知機を使って探したり、つるはしで凍りついた圧雪はぎも行う場合もある。