三条市厚生福祉会館などを会場に29日、初めて屋内での「〜三条マルシェ〜ごった市@ホコテン」が開かれ、積雪期で規模を縮小したにもかかわず、主催者発表で1万2,700人もの人出があり、県内から5つのゆるキャラも集結して寒さを吹き飛ばすにぎわいだった。
「1月はあったまるしぇ」をテーマに、同時開催の「さんじょうスイーツフェア」の出店も含め、三条市厚生福祉会館に20店、同会館前駐車場に8店、市役所第一庁舎低層棟に10店の合わせて38店が並んだ。
前回10月は111店が出店する史上最大規模で開かれ、6万2,000人もの人出があったが、今回は初めての屋内開催で、出店も縮小。雪で道足も悪く、人出が少ないのではと心配されたが、混乱するほでもなく、主催者が予想した以上のにぎわいだった。
三条市内の食べ物やクラフト、雑貨、健康関係など出店については、これまでの三条マルシェで積み重ねてきた定評があり、来場者の期待を裏切らない。妙高市、十日町市、南相馬市からの出店や玉ノ井部屋力士が作るあったかチャンコ鍋、もちつきもあり、来場者は五感でたっぷり三条を味わった。
何と言っても注目を集めたのは、ゆるキャラだ。新潟県のレルヒさんをはじめ、三条市のエコちゃんサンちゃん、妙高市のミョーコーさん、十日町市のネージュくん、上越市の上越忠義隊けんけんずの5つのゆるキャラが参加。これだけの数のゆるキャラが三条に集結したのは初めて。レルヒさんをいちばん人気に、ゆるキャラが会場を歩くと常に人だかりができ、来場者はゆるキャラに抱きついたり、一緒に写真を撮ったりしていた。
ことしは4月15日に燕市大河津分水で開かれる第70回分水おいらん道中のおいらん役、会社員上田智世さん(24)=燕市=も参加して来場者との記念撮影に応え、レルヒさんとの貴重なツーショットも。
終盤では、2月12日に福岡県福岡市で開かれるバンドコンテスト「熱血!オヤジバトル」の決戦ライブに『燕三条カレーラーメンの歌』で出場する燕市のトリオバンド「矢代秀晴 & South Hills(サウス・ヒルズ)」の壮行会が開かれた。カレーラーメンの歌の演奏と体操の披露、国定勇人市長の激励あいさつ、燕市・戸隠神社の星野和彦宮司による優勝祈願、三条飲食店組合カレーラーメン部会からの激励の言葉もあり、会場を盛り上げた。