「節分」の2月3日に行われる三条市・法華宗総本山本成寺の節分会を前に、同寺の檀信徒でつくる本成寺婦人会(安田百合会長)は31日、節分会で参拝者に販売するくじ入りの福豆3万袋の袋詰めを行った。
毎年1月31日に行う恒例の節分会の準備。ことしも午前9時から同寺で行い、会員約80人と世話人10人余りが参加した。会員は、「福豆」と印刷した白い紙の袋にパック詰めされたダイズと三角くじを入れ、セロハンテープで止める作業を、それぞれが分担して流れ作業で行った。
さらに、販売用とは別に、事業所の繁栄祈願に訪れた人や景品などを寄付した高額寄付者などに配布する福豆は、業者からいってもらったダイズを昔ながらに直接、杯で袋に入れた。
同婦人会では、31日の福豆の準備のほか、2月3日当日は、販売や祈願に参加される人らにふるまう料理作りにも担当する。会員のなかには、10代から50年以上も節分会に参加している人もいるという。会員になって約25年という安田会長も「おひざもとで働く事を誇りに思っています」と福豆を詰める手を休めることなく話していた。
福豆は、節分会が行われる2月3日、午前9時半ころから1袋100円で販売する。景品は、事業所から寄付された品物などで、ことしも自転車や布団、毛布、電気ストーブ、ぬいぐるみ、フライパン、ポケットティッシュなど空くじなしで当たる。
同日の鬼踊りは午後1時と3時からの2回。会場の本成寺には一般の駐車場はなく、コメリホームセンター四日町店が臨時駐車場となり、午前9時から4時ころまで同駐車場と本成寺を結ぶ無料のシャトルバスが運行される。
30日夜から降った雪で境内の雪はおとなのひざくらいに達している。参道は小型の除雪機できれいに除雪されているものの、数千から多い年には数万人が訪れる節分会まで大雪の予報が続くことから今後、重機を使っての除雪を行うことにしている。