この冬の豪雪で県は14日に豪雪警戒本部を設置したが、これまでの降雪に加えて31日から強い寒気が入り再び大雪が見込まれることから、被害の発生を防ぐため泉田裕彦知事を本部長に豪雪対策本部を設置した。
県が30日午後5時現在でまとめた今冬の雪による被害状況は、人的被害が150人でうち死者が12人。住家被害が5件、非住家被害13件。県央地域の人的被害は、三条市で重傷2人、軽傷1人、燕市で軽傷2人となっている。
大雪による授業への影響は、30日午後3時現在で高校1校が早退、小中学校は妙高市を中心に臨時休校15校、始業延期4校数え、影響は深刻になっている。
三条市では31日未明から日中にかけて今冬4回目の全市一斉除雪を行っており、燕市でも31日早朝に今冬4回目の全市一斉除雪を行った。
三条市ではすでに下田地区に雪捨て場を開設しているが、燕市でも雪捨て場開設の要望が増えている。また燕市は30日、大雪だった昨冬に続いて分水地区・国上山に架かる千眼堂吊橋で、職員の手作業で橋の上に積もった雪を谷へ落とした。