強風が吹き荒れた1日昼、三条市栄地区で住宅1棟が全焼する火事があった。この火事によるけが人などはなかった。
三条署の発表では、同市栄荻島、会社役員佐藤由彦さん(41)方の木造一部2階建て瓦ぶき住宅約264平方メートルを全焼し、午後1時41分に火は消えた。
出火当時、佐藤さん方は留守で、午後0時20分に火災を発見した近所の人が119番通報し、消防が出動した。その後、佐藤さんの家族は全員の確認がとれている。出火原因は、警察と消防で調べている。
この火事で、同本部の車両9台と35人、消防団5台50人、見附と燕・弥彦消防からの応援各1台4人の計16台93人が出動した。
出火当時は、西裏館地内の同本部では最大瞬間風速16.0メートルを記録する西寄りの強い風が吹いていた。隣りの家への延焼も心配されたが、風下は住宅裏の畑などのだったのは幸い。住宅敷地内の車庫が約4平方メートルを部分焼した以外、ほかの建物への大きな被害はなかったようだ。三条市のことしに入っての火災は2件目。