県立加茂高校の生徒会は1月31日、同校の文化祭「加茂高祭」のバザーの収益や会場で行った募金などから3万円を昨年の7.29水害で被害を受けた三条市に寄付した。
同生徒会(高橋大貴会長)を代表して、2年生木村亜美副会長(栄中出身)、同長谷川万里さん(下田中出身)、1年生五十嵐燿太さん(大崎中出身)の三条市出身の3人が市役所を訪れ、国定勇人市長に生徒やPTAなどからの善意を手渡した。
昨年9月23日行われた同校の文化祭での各クラスの出し物やPTAのバザーの収益と、生徒会が水害で被害を受けた人たちのためにと呼びかけた募金に寄せられた善意は合計で6万円余りとなり、3万円余りを加茂市に、3万円を三条市にと、昨年の7.29水害で被害を受けた両市に役立ててほしいと、それぞれ寄付した。
国定市長は、「ただただ、うれしいの一言。三条のことも気にしてくれて」、「自分たちの生まれ育ったところを忘れずに届けてもらえたこと、感謝しています」と感激。「もちろん、大切に使わせてもらう」と、高校生たちの善意に礼を言った。
三条市は、今回の善意も三条市水害義援金として受け入れ、今後、県の配分が行われるときにあわせて配分することにしている。