天神講で供える菓子を作り続ける燕市内の菓子店から、天神講を積極的にPRしてもらおうと、燕市は店頭に飾る天神講のぼり旗を作成した。
のぼり旗の大きさは縦180センチ、横60センチで1日に完成した。天神講でまつる学問の神様、菅原道真の賞であるウメの花のイメージのピンク色で、そこにウメの花のイラストと「越後つばめの天神講」の文字がある。
天神講は、道真の命日の2月25日、床の間に道真の掛け軸や像を飾って学業成就などを願う行事。燕市内の菓子店では、今も道真などをかたどった和菓子を作っているのが全国的に珍しく、その菓子も燕地区と吉田地区では粉菓子、分水地区では金花糖で作られる。
それを燕市の名物として盛り上げようと、市は昨年から天神講のPRに努めており、のぼり旗もその取り組みの一環。天神講の菓子を作る市内11の菓子店に配布し、11日から市内で開かれる「越後つばめの天神講菓子展」の会場でも掲示する。