県内は4日も大雪が続き、信越本線はじめ弥彦線などのJRの在来線が雪の影響で一日中運転見合わせが続いた。24時間降雪量が35センチを記録した三条市でも、道路の消雪パイプの水が出なくなったり、積雪や圧雪などで車が動けなくなったりするなど、交通にも大きな影響がでた。
県央地域にも関係するJR信越本線や弥彦線は、早朝から大雪の影響により運転を見合わせた。除雪作業を行い、夕方になって信越本線の一部では運転を再開した。
JR東三条駅では、大雪による運転見合わせを案内する「お知らせ」や、運転再開のめどがたっていないとして「お詫び」などを掲示した。昼ころには待合室などで10人余りが、運転再開を待っていたが、あきらめて高速バスに乗り込んだり、家族の迎えを待つ人もいた。
また市内の道路は、大量の積雪と圧雪などで一日中、ノロノロ運転が続いた。場所によっては、消雪パイプの水が出なくなってしまった道路もあった。轍や圧雪にハンドルを取られたり、タイヤが空回りして動かなくなり、後のドライバーや近所の人の手を借りて脱出している車もあった。
三条市では前日3日朝にかけても一斉除雪を行っていたが、4日は雪のピークは過ぎて冷え込みが和らぐとの予報から、気温が上がらなければスムーズにできない圧雪はぎを中心とした一斉除雪を日中うに行うことを計画していた。しかし、朝までに予想以上の積雪になったことから、当初の予定を変更し通常の除雪を優先して行った。また、除雪計画路線以外だが消雪パイプが稼働しない道路の除雪も対応した。
予想以上の雪の影響に除雪が間に合わないところもあり、三条市役所には午前中を中心に100件余りの苦情の電話が殺到。除雪の依頼をはじめ、除雪のやり方や除雪後の雪の始末などの内容がほとんどで、担当の土木課では、休日の職員も登庁して対応に追われた。