燕三条青年会議所の卒業生有志から生まれた「寺子屋つばさ実行委員会」(高橋克典代表・30人)は、新潟経営大学の東川ゼミ生を主体とした企画、運営で、19日午前10時から三条市北百川、八木ヶ鼻オートキャンプ場で初めての「ゆきんこカップ in つばめさんじょう」を開くので、4年生以上の小学生の参加を募集している。
一口に言えば、三条市下田地区に積もる雪のなかで思う存分、雪遊びしようというイベントだ。準備体操、チーム分けをし、レクリエーションで心を開いてから、午前は雪上障害物競争、午後は競技形式の雪合戦を行う。
昼食は実行委員会が用意する豚汁と持参するおにぎりを味わって一日、雪と戯れて過ごし、午後3時半に終わる。
同実行委員会は、地域の子どもは地域で育て、いつまでも心に残る体験や本物との出会いを通じて思いやりの心を養い、地域を再発見できる場を提供しようと、これまでに田んぼのなかでゲームをする「泥リンピック」や空腹を体験する「はらぺこ塾」などを行い、子どもたちから参加してもらっている。
昨年から大学生がスタッフに加わって事業を手伝ってくれている。子どもたちにとって実行委員会のメンバーは親のような存在。それに対して大学生は年の離れた先輩や兄、姉の感覚。メンバーと子どもたちをつなぎ、意思の疎通を図る機能を果たしている。
そこで、さらに踏み込んで大学生に企画、運営してみないかと水を向けたところ、引き受けてくれた。中心になるのは加茂市・新潟経営大学の東川ゼミのゼミ生5人。当日はその友だちもさそって10人ほどが主体となって運営し、メンバーがバックアップする。
ただ、すべて事業を大学生に丸投げしたわけではなく、内容についてはメンバーの前で大学生がプレゼンテーションを行い、メンバーが意見し、その声も反映させて煮詰めてきた。募集のイラストも大学生の友だちが描いてくれた。
最近は子どもたちが雪合戦をすることも珍しくなった。本番に先だって会員が子どもを連れて雪合戦を体験させたところ、親も子もなく夢中になって遊んだとのことで、思い出に残る楽しさを味わえること請け合いだ。
参加定員は48人、参加申し込みの締め切りは10日と間近に迫っているが、まだ定員に余裕があるので広く参加を呼びかけている。申し込みは燕三条青年会議所内の実行委員会へ電話(0256-32-5151)するか、メール(info@terakoya-tsubasa.jp)、ホームページ(http://www.terakoya-tsubasa.jp/)の問い合わせはフォームなどで申し込む。