JR燕三条駅に燕三条地場産業振興センターが設置する「燕三条WING」のプロジェクタースクリーンに、8日から燕市の天神講を紹介するスライドショーが映し出されている。
菅原道真の命日、2月25日に「天神」を別称とする道真をしのび、学業成就などを祈る天神講の風習が全国各地に残されている。燕市内の菓子店では、天神講で備える道真などをかたどった粉菓子、金花糖を今も作っているのが全国的にも珍しく、市は昨年から天神講の菓子のPRに力を入れいている。
その一環で「燕三条WING」で天神講の情報発信を行っているもの。「燕三条WING」は正面のガラスを透過させて、2つ並べた100インチ近くある大きなスクリーンにプロジェクターで投影された画像を映している。
外から見て向かって左のスクリーンは「燕三条WING」をはじめ、燕三条地域を紹介する同じ情報を映しているが、右のスクリーンには地場産業振興センターのイベントや三条市や燕市から依頼のあった情報に内容を変えて上映している。
今回、燕市が用意した天神講PRのデータは上映時間約2分で、エンドレスで繰り返し上映。天神講の意味や燕市で作り続けられる天神講の菓子の画像、天神講にちなんで市の事業の紹介などをスライドショーで上映している。手のひらに載る菓子がプロジェクター人物大くらいにまで拡大されて思いがけない迫力にびっくりさせられる。
また、「燕三条WING」では、11日から25日まで「越後つばめ 大天神講菓子展」を開き、天神講の菓子の展示即売を行うので、そのPRも兼ねている。ほかにも燕市国上・道の駅国上でも同じ期間、同様の菓子展が開かれ、18日から25日まで燕市白山町1、グループホーム仲町では展示だけ行われる。