16日の三条市は、風もなく穏やかな晴れ間が広がったが、最高気温は1.9度にとどまり、夕方には氷点下に下がる厳しい寒さだった。
アメダスの午後7時までの観測では、最高気温は1.9度で明け方の最低気温は-1.5度だった。毎正時の観測では、午前8時の-0.9度までと午後5時の−0.2度からは氷点下を記録、日中も1度前後の気温が続いた。
日差しが入る屋内や車内は暖かかったが、屋外は真冬の寒さ。午前9時に75センチだった積雪は午後3時でも74センチと1センチしか減らなかった。
三条市の市街地からは西に弥彦山、東に粟ヶ岳がくっきりと見えた。夕方の粟ヶ岳は、冠雪が夕日を跳ね返してピンクに輝いて見えた。
新潟地方気象台は午後3時57分、三条地域や長岡地域、新潟地域などに大雪、風雪、着雪などの注意報を発表し、県内の風雪や大雪、高波、落雷に注意を呼びかけている。
16日午後4時29分の発表では、県内は17日未明から18日にかけて、山沿いに加え平地でも大雪となるおそれがあり、交通障害やなだれなどに注意、警戒を呼びかけている。
17日から18日にかけて、北陸地方の上空5000メートル付近に氷点下39度以下の寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まる。県内は17日未明から18日にかけて、山沿いに加え平地でも雪が強く降り、大雪となるおそれがある。
16日午後6時から17日午後6時までの24時間に予想される降雪量は、多い所で下越で平地30センチ、山沿い40センチ、中越で平地50センチ、山沿い60センチ、上越で平地50センチ、山沿い60センチ、佐渡で20センチ。18日にかけてさらに増える見込み。