20日昼過ぎ、三条市荒町地内のJR弥彦線・荒町踏切で雪で立ち往生していた2トントラックと列車が衝突する事故があり、弥彦線は一時、運転を見合わせた。この事故によるけが人はなかった。
ぶつかったのは、午後1時34分吉田駅発東三条駅行きの列車で、乗客乗務員約30人が乗車。トラックは64歳の男性が運転していたが、いずれもけがはなかった。
荒町踏切は、燕三条駅と北三条駅の間で、瑞雲橋近くの信濃川沿いの警報機と遮断機のある踏切。信濃川方向から荒町方面に向かっての一方通行で、先は荒町ポンプ場の所に出る。
三条署によると、トラックは瑞雲橋方向から右折して踏切内に入ったが、踏切内の圧雪と凍結により、トラックが動けなくなったという。トラックを運転していた男性は、タオルを敷くなどして踏切内からの脱出を試みたが、動かすことができないうちに列車が来たようだ。
最初にトラック後部の左端に列車が接触し、半回転したトラックの前方が列車の側面にぶつかった。この事故の影響で、弥彦線は1時間半ほど運転を見合わせた。