漫画に女性がどう描かれているかなど漫画を題材にメディアから情報を読み解く術を学ぶ(財)新潟県女性財団の地域セミナー IN 三条「マンガで始める!メディア・リテラシー」が25日午後1時半から三条東公民館で開かれる。大学教授が講師で、主催の三条市と県女性財団は広く聴講を呼びかけている。
講師は新潟県立大学国際地域学科の石川伊織教授。メディア・リテラシーの定義や意味から始め、まず、漫画の中で女性がどう描かれているかを考える。漫画に描かれた女らしさや男らしさがもたらす結果、性差を肯定的に見ない作品の存在など具体的にさまざまな作品を取り上げ、その読み解きを解説する。
取り上げる漫画は久住昌之・水沢悦子『花のズボラ飯』、城アラキ・甲斐谷忍『ソムリエ』、よしながふみ『大奥』、白土三平『カムイ伝』、吾妻ひでお『童話集』、あずまきよひこ『よつばと!』、西原理恵子『はれた日は学校をやすんで』など。さらに作品をどう読めばいいか、「書く側と描く側」の事実認識の問題などについて話し、2時間で終わる。
県女性財団は毎年、県内各地で市町村とタイアップした男女共同参画やジェンダーに関するセミナーを開いており、今回は三条市と共催。親しみやすい漫画にからめてジェンダーについて考え、メディア・リテラシーも学ぶことができるのがユニークだ。
受講は無料、定員50人。セミナーに関する問い合わせや申し込みは三条市市民窓口課(電話:0256-34-5511・内線476、電子メール:simin@city.sanjo.niigata.jp)へ。